Spatiotemporal expression of four isoforms of Ca2+/calmodulin-dependent protein kinase I in brain and its possible roles in hippocampal dendritic growth.

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17056143

  • Abstract
    • in situ hybridizationを行い、CaMKI(α,β,γ,δ)の時空間的な発現プロファイルを調べた。またDendritic formationへの影響も調べた。
  • Results
    1. 全脳での発現プロファイル。CaMKIδの発現が海馬に特異的。γの発現が低い?βは最終的にDGに限局していく。αの発現は特異性が低い。
    2. VZでの発現。特に言うことなし。
    3. 海馬に限局した発現プロファイル。γが弱い。δは海馬に強く、発現のスタートが遅い(P10あたりでようやくピークに)。βの発現も遅く、DGに強く限局、興味深い。
    4. RT-PCRによる定量。P0を基準に見ると、早期に発現が強いのがαγ、後期に強くなるのがβδ。βδはP21でようやくピークになっているようだ。
    5. おまけ的に突起伸展について調べたという感じ。αδのkinase-deadによってDendrite-lengthが短くなる。branchingはどうやら変化していない様子。
  • Discussion
    • in situがよくわからないが、affinityが違うせいで異なる遺伝子感での量の比較はできない?
    • Fig.5はDIV2で Tfect、DIV9でfix、なので発生初期を見ている。βδの発現が遅いことを考えると、もっと遅いphaseでactivity-dependentなDendrite maintenanceを見るべきでは?
    • basal dendritic growthにCaMKIが関わるメカニズムは不明。MRLC(myosin II regulatory light chain)が基質になっている。アクチン系にも聞いているかも。growth-coneに局在しているなどの情報もあり。