イメージング質量顕微鏡 iMScope

http://www.shimadzu.co.jp/news/press/n00kbc00000012of.html
光学顕微鏡と質量分析計を融合した分析計測機器、イメージング質量顕微鏡「iMScope」。高収束レーザ光学系と高精度な試料移動システムにより5um以下の解像度で生体試料の質量分析画像を取得し、分子の分布状態を観察できる。光学画像から得られる形態情報と質量分析画像から得られる分子の分布状態を重ね合わせて解析できる。「iMScope」では、生体組織切片のような平板状の試料にレーザを照射して含有分子をイオン化し検出する。レーザを決まった間隔で移動させ、試料上のイオンを連続して検出する。レーザを照射した位置の情報とその位置での含有イオン量を二次元画像化することによって特定の分子の分布状態を知ることができる。
特色。高解像度、5um。大気圧MALDI法の採用により、より生きた状態に近い組織を分析可能。分析は高速で従来の100倍以上。
疑問。細胞内分布はギリギリ見れないか。解像度が2um位になれば。任意のポイントでのレーザ照射が隣接するポイントの分析に干渉しないか。


マウス網膜脂質の分布。10μmの解像度でのみ脂質多重層が識別でき、網膜色素上皮層(10μm)も観察できる。