2014-01-01から1年間の記事一覧
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22355608大脳皮質の非錐体細胞4種類(Martinotti, FS, Double bouquet, large basket)についてその樹状突起の構造を電子顕微鏡を用いて詳細に観察し、3D立体再構築を行った。その結果樹状突起の形状にはいくつかの普遍的…
誘導ラマン(Stimulated Raman scattering, SRS)顕微鏡を用いて、染色なく3次元分解能をもって生体資料を観察することが可能であった。これは生体分子の分子振動に由来するラマン効果をとらえ、生体をリアルタイムに観察する技術である。しかし従来のSRS顕微…
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24065724 アインシュタインの脳梁は太く、これが両大脳皮質間の情報通信を促進しており、アインシュタインの高知能性はここからくるものであると考えられると報告された。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23621154 補体C1qのKOマウスについてそのシナプスやdendriteの構造を調べた。C1qによってシナプスを標識し刈り込む機能が欠損しているため、シナプスdensityは増えdendriteの長さや分岐は大きくなった。シナプスは特にth…
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/17183678細胞は環境に応じてその遺伝子発現パターンを変化させる。しかし無限に存在する外的環境に対して一対一対応にsignal transduction machineriesを有することは非合理的である。そこでattractor選択により細胞が外…
http://www.opticsinfobase.org/oe/abstract.cfm?uri=oe-20-15-16195通常イメージングには蛍光法など標識による可視化が必要。しかし標識によりナイーブな分子の動きが失われること、脂質や糖などの低分子の標識が難しいこと、などの欠点がある。無染色・無…
読了。読みにくい。プログラムを実行し計算のできる媒体とはどのようなものか。ニューロンとプロセッサの素子としての違い。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22286174 6種のSLITRKを発現させた非神経細胞と神経細胞を共培養した。SLITRKを発現させた細胞に対して、神経細胞がシナプス様構造を作った。excとinhのマーカーを調べると、SLITRK3以外を発現させた非神経細胞は、exc,i…
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23312512 microgliaは通常休止状態にあるが、病理的なイベントによって活性化されsynapseとコンタクトし機能障害を起こしているsynapseを除去する。これをsynaptic strippingと呼ぶ。microgliaは脳の正常な機能遂行に必…
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/24139046 SzモデルとしてCN-KOマウスを用いた。*1迷路テストを行い、電気生理学的に神経細胞の活動を調べた。cntlマウスでは休息状態の時に直前の迷路テストの再生を行うが、CN-KOマウスでは順序立てた情報の再生はなく…
http://www.shimadzu.co.jp/news/press/n00kbc00000012of.html 光学顕微鏡と質量分析計を融合した分析計測機器、イメージング質量顕微鏡「iMScope」。高収束レーザ光学系と高精度な試料移動システムにより5um以下の解像度で生体試料の質量分析画像を取得し、分…
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19579286Szの原因はわかっていないが、pro-inflammatory cytokinesがserum中で上昇することなどから炎症が一因として考えられている。traumaやinfectionなどのイベントによってLPSやIFN-γなどのpro-inflammatory agentが…
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23375894 改良型GCaMPをゼブラフィッシュに導入。ゾウリムシの動きがゼブラフィッシュの視覚野上に反映される様を可視化。視覚地図の可視化。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22706303 ネグレクトが脳に与える影響の分子細胞メカニズムを動物モデルで解明。境界性人格障害BPDは全人口の1-2%が罹患し、主に養育期の環境(主に母子関係)に起因する。モデル動物を社会的隔離環境に置くと、体性感覚…
一連の画像が、個々の像ではなく連続した動きに見えるためには、必要な画像の数にかなりはっきりとした下限がある。一秒あたりおよそ18コマだ。聴覚についても同様の事が言え、一連のパルスが連続した音として聞こえるためには、一秒あたり少なくとも16パル…
終盤の哲学など観念的な話は面白くなかった。序盤の情報や熱力学の話は苦手なので分かりにくかった。前半部から意識の部分までは読み返しても良いかもしれない。
グレゴリー・チャインティンはゲーデルの定理をアルゴリズム情報理論に発展させた。そのおかげで創発はどんな閉鎖系でもごく普通の属性であることが証明された...「この「全体は部分の総和以上のものである」という言葉は、構造をもつすべての系Sに当てはま…
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/23874733 http://www.rcast.u-tokyo.ac.jp/research/report/2013/0711_ja.html今回、神経細胞の多様化と自然選択により脳が効率的な情報処理能力を獲得するという「神経ダーウィニズム仮説」を証明した。これまで機能マ…
視覚や聴覚の入力がフレーム毎の非連続入力でも、内部の神経活動が連続なものであれば、外部入力はこのネットワークステイトを修飾するだけで、これらが統合された結果は連続なものになるのではないか。そうであればフレームごとの入力と意識の時間的広がり…
1.現象をコンパクトに記述する記述的モデル 2.現象を説明するために神経機構のメカニズムをモデル化する機械的モデル 3.数理的原理に基づいて神経機構のはたらきを理解・解釈する解釈的モデル (Dayan & Abbott, 2005)
双極性障害は我が国の統計では生涯有病率が双極Ⅰ型障害で0.4%、Ⅱ型障害で0.2% (Kawakami N 2005) 代表的な米国の教科書(Kaplan and Sadock 2009)では双極スペクトラム障害の生涯有病率は2.7~7.8%
聴覚の時間分解能がn秒であるとする(聴覚器の物理的検出限界)。n秒の間に2つの音が聞こえ、それらが別の音として意識される。つまり聴覚意識は最低でも1枚/n秒のタイムフレームを持つといえる。一方視覚の時間分解能をm秒とする。すると視覚意識は最低でも…
子供の時、見えるけれど触れる事の出来ない、鏡の中のような世界で、じかに物に触れる経験をせずに育ったら、どれだけ物が見えるようになるだろう。その答えは、ほとんど見えない、であることは、まず間違いない。そういう状況で目にするのは、物体でなく、…
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/22854021脳における特定の種類の細胞の活動を制御できるトランスジェニックマウスの開発。KENGE-tet systemという。***-tTA (aCaMKII-tTAなど) とtetO-ChR2 (b-actinサイトに組み込んだ) を掛け合わせる事で、特定の細胞…
「死に至る病」の中で、キルケゴールは絶望感に触れ、絶望感には三つのレベルがあり、すべて自己の状況にかかわっている、と書いている。ここで言う自己とは、精神あるいは意識であり、自分自身が自分自身と関係する事だ。自分自身と関係する事で陥る絶望に…
http://www.newscientist.com/blogs/shortsharpscience/2012/07/out-of-body-experience-highlig.html 瀕死体験は非現実感を伴う経験をもたらす事が知られている。このDepersonalisation disorder (DPD) は心的経験と身体とが解離する感覚の経験をもたらす状…
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19075115 psd95のシナプス形成維持について不明な点は多い。EM等を用いpsd95がsynaptogenesisを制御する仕組みを調べた。psd95 O/Eはmultiinnervated spines(MISs)を増加させた。NOSと作用するPDZ2 domainがMISの形成に…
「ファインスタイン以外の外科医だったら、あんな機会は与えてくれなかったでしょう。」とリベットは語る。「脳外科医のほとんどは、患者の頭を開いて閉じる事にしか関心がありませんから。中身を調べる事には興味がないのです」 脳外科医の悪口
pdfに打ち出すのめんどくせ
新しい仮説はこうだ。自覚は皮膚を刺激してから0.5秒後に生じる。しかし、あたかも脳が「誘発電位」を示した時点で生じたかのように経験される。主観的な時間の繰り上げが起こり、自覚はまだ始まっていないが脳が無意識のうちに反応した瞬間に、皮膚刺激が起…